なぜライブのレポートがオニギリからはじまるのかというと
私の非常食なのです。
当日の朝、中国松茸で松茸ご飯を炊き、オニギリを8個つくりました。
JZBratではリハ終了後にまかない飯を出してくれるのですが
なにしろライブ当日なものでいかにノーテンキな私とはいえ緊張して
胃袋がキュッと締まっています。
しかもここに至る過程ですでに寝不足で疲労困憊しており
当日のJZBratのご飯はいままでまともに食べられたことがないわけです。
おいしいですが、基本洋食なのでますます食べられない。
そこでついにオニギリの持ち込みを決心しました。
8個もいらんでしょ、その通りですが
誰か私と同じような人がいるかもしれないんで
小さめのを8個つくりました。
上の写真はJZBrat の入り口です。
ここまで到達するまでがタイヘンでした。
原稿2セットにQシートや座席表などの紙類がやたら重い。
まさかピアノの鈴木綾子さんが楽譜を忘れてくるとは思わないけれど
それでも万一に備えて、予備の楽譜も持ちます。
二次会会費のお釣り用の千円札は軽いけど500円玉40枚も重い。
ウイスキーのフルボトル1本、ハーフボトル1本も重い。
紙皿、竹のフォーク、途中で買ったクリームチーズにブルーチーズ、
ラスク、ジャーキー、楽屋用のお菓子。
私にとっては「ライブ=荷物が重い」です。
これでもいつもより少ないんです。
事務局にまわってくれた大川泰樹くんが2.5kgの二次会用の食料と
紙皿の一部を運んでくれているのです。
帆布のカバン2つに布袋1つ、いつもの仕事用のカバンの2倍は重い…
ということは15kgを超えている???
渋谷の坂道をよたよたと登り、喫茶店でひと息ついていたら
目の前に高田聖子ちゃん。
どうやら私のすぐ後を歩いていたらしかったです。
キャストは事務局よりも入りが30分遅くていいのですが
聖子ちゃんは、うん、こういう人なんですよ。
上はJZBrat の「本日のショー」の案内です。
3ヶ月前、スケジュールが取れたときはまだゲスト未定でした。
その状態のまま告知されています。
何度修正しても最初のデータに戻ってしまう頑固なパソコンみたいです。
声とピアノのマイクテストなどをやりまして
リハーサル開始です。
この時点で出演者はそれぞれ原稿の世界を構築しており(…のはず)
いつもなら、リハといっても照明と舞台への出入りがもっぱらなのですが
今回は舞台に複数のキャストが立つことがないので
照明はいたって単純、出入りもいたってシンプル。
そのかわり、高田聖子ちゃんと地曵豪くんに課題がありました。
じゃあ、ちょっと読んでみようか。
うわ〜〜、凄い。高田聖子ちゃん、クリアしてます。
もうね、感動ものでした。佐倉隊長にこれを聴かせたい。
つづいて地曵くんです。
あ〜〜〜、破綻しとるなあ。でもこの場合はまとまるよりも
破綻はいいことだ、面白い。
伴奏の鈴木綾子さんにお願いして、当日ではありますが
ピアノの左手の音数を減らすことにしました。
地曵を孤独に追いつめる作戦です。
上の写真は川野康之さんのかわりにねじ巻きを代行する大川泰樹くん。
読んでいるのは水下きよしさん。
さらに村木仁ちゃんのマイクを直す大川くん。
譜面台を出したりしまったりするのも大川くん(右下にいます)
本人も今回は黒子に徹するつもりのようで黒い服を着ています。
事務局大川泰樹くん、働きました。
店のスタッフと話をする聖子ちゃん。
いっときの休息、坂東工くん。
JZ Brat のプロデューサー谷口さん。
天才アートディレクター金井理明くんは
巨大なポスターを貼るための作業をしています。
西尾まりちゃんから届いた差し入れRed Bullを
冷蔵庫に入れてくれたのも大川くん。
壁に貼ったB倍2連の巨大なポスター。
本当にキレイなポスターでした。
最後の挨拶のリハーサルをする川野康之さん(左)と
挨拶のときにマイクの準備係をする大川くん(右)
本番中、出番がないときの座る位置も確認。
このライブではキャストは楽屋ではなく座席で待機します。
リハが終ったら記念撮影。
しかし、みんなちっともじっとしていない非公式写真を
お目にかけます(上の写真)
キャスト6名、ピアニスト、エンディングの挨拶担当の川野康之さん、
ムービーを撮影してくれる庄司輝秋が写っています。
リハーサルも終って食事タイムです。
食べている最中の川野さんをひそかに撮影しました。
メニューはイワシのフリットが乗ったパスタのようなものと
パンケーキのようなものになにか挟んだ感じのものがありましたが
なにしろ食べていないのでわかりません。
(誰か食べた人、教えてください)
聖子ちゃんがキュウリのぬか漬けを持ってきてくれて
こっちはいっぱい食べました。よく漬かっていてうまかったです。
松茸ご飯のオニギリは食べるの忘れてました…というか
座って何かを食べる暇はなかったです。
大川くんも見ていると食べてなかったようでした。
さきほど「ライブ=荷物が重い」と書きましたが
その荷物をおろしてしまうと、
こんどは「ライブ=引っ越しの忙しさ」に変化します。
「これ、どうしましょう」「これはどこに」といった具合に
同時にあちこちから呼ばれるあの感じです。
経験なさったかたはわかりますよね。
同時多発で確認すべきことが発生しているわけなのです。
受付預かりのチケットは受付に渡したか。
ムービーカメラの位置にいまあるテーブルはどかすのか、そのままなのか。
しょっぱなの演目で効果音担当の川野さんは
ご自分の席からだと舞台に出にくそうだ、どうしよう。
ところでプログラムは???
喫煙席のテーブルに灰皿はあるか(自分のテーブルにもね)
もうじきお客が入ってくるのだが
カウンターに乗っているミッキーTシャツは誰のじゃ(持ち主はどかしてくれ)
打ち上げ会場の地図を出さなくちゃ。
ポスターは無事に貼れたのかしら…(美しかった)
ああ、あの席に横幅のある人が来ませんように…(実に余計なお世話だ)
そういえばプログラムは???
もぉ〜、ミッキーTシャツはどかしてくれないなら私が預かりますよっ!
キャストの皆さ〜ん、水は持ってますか?
そうそう、仁科くんの小道具にする焼き肉弁当を買ってこなくちゃ。
etc etc….
開場15分前になりました。
もうすぐお客さんが入ります。
右から、ムービー庄司輝秋、PA森田仁人、AD金井理明(白いシャツ)
金井くんの背後に黒い服の大川くんが何か働いているようです。
さて、17時。本番の1時間前から客入れ開始です。
開場してから開演までに1時間もあるので
最初の30分くらいは誰も入って来ないだろうと思っていたところ
すでにお客さまが扉の前でお待ちになっていると
JZ Bratの谷口さんの報告がありました。
やっぱり時間通り開場しなくては。
全席指定なのでゆっくり来てくださることもできるのですが
開場前から並んでいただくと
お客さまの気合いのようなものを感じます。
開演前、友人と歓談する聖子ちゃん。
仁科貴くんはお母さまがお見えになりました。
天才アートディレクター金井くんと
カメラマンの中島宏樹さんもいつの間にか席についていました。
つづく
<このレポートの出演者>
水下きよし:http://blog.livedoor.jp/mimizunwind/
高田聖子:http://ameblo.jp/shoko-takada-blog/
坂東工:http://blog.livedoor.jp/bandomusha/
村木仁:
http://blog.livedoor.jp/onigiri2011/archives/cat_10028705.html
地曵豪:http://www.gojibiki.jp/
仁科貴:http://www.facebook.com/takashi247
川野康之:http://www.01-radio.com/archives/14683
金井理明:http://www.hotchkiss.co.jp/
森田仁人
大川泰樹:http://yasuki.seesaa.net/
そして執筆者・中山佐知子:http://nknk.exblog.jp/