2022年05月29日
藤本宗将
国境の話・電子国家エストニア
ITを積極的に取り入れた
「電子国家」として知られるエストニア。
そのエストニア政府が、
2014年に「e-Residency」という制度を開始した。
国外の外国人にもIDカードを発行して、
地球上のどこにいてもインターネット経由で
エストニアの公的プラットフォームを
利用できるようにするサービスだ。
2020年の時点で
世界中に6万8千⼈の登録者がおり、
1万3千以上の法⼈が設⽴されている。
エストニアの実際の人口は130万人ほどだが、
政府の計画では2025年までに
仮想エストニア国民を
1000万人にまで増やす計画だという。
ITの力で、私たちは国境を超えられるだろうか。