2022年07月23日佐藤理人 Photo by David Lenkerとても赤い実 果実苺の表面にある小さな粒々。実はあれは種ではなく、一つひとつが「果実」。一粒の苺は、約300個の果実が集まった「集合果」なのだ。では私たちがいつも食べている、赤い部分は一体何だろうか。答えは偽の果実と書いて「偽果(ぎか)」と読む、花の付け根が発達したもの。苺は漢字で、草かんむりに母と書く。緑のへたの下に、たくさんの果実が実る姿を見ていると、思わず納得してしまう。