2022年09月04日仲澤南 Photo by Toshihiro Gamoかき氷と文芸 氷水「氷水」というと一般的に、氷を浮かべた冷たい水を意味する。しかし、俳句の世界では少々異なる。氷水とは夏の季語で、かき氷を指すことが多いという。明治時代を代表する俳人・歌人の一人である正岡子規も、氷水を季語にかき氷の俳句を残している。富士の雪 見ながら食うや 夏氷冷たい誘惑、かき氷夏の名残りが歯にしみる。