2022年10月02日佐藤延夫 望遠鏡の日 ガリレオ・ガリレイと月ガリレオ・ガリレイが自作の望遠鏡を月へ向けたのは1609年のことだった。月を眺めて、ガリレオはこんな言葉を残した。月は平坦ではない。起伏に富み、いたるところにくぼみや隆起が見られる。山々が連なり、谷がえぐられ、それは地球の表面とよく似たものである。だが、のちにイエズス会のメンバーが証拠を調査し、月は完全に滑らかだ、という独自の結論を下す。今日10月2日は、望遠鏡の日。そのレンズには、真実のみ映る。