2022年10月15日長谷川智子 Photo by Seattle.roamerきのこの日 今昔物語今昔物語にはキノコにまつわるこんな話がある。任期を終えて都に帰るある貴族が山道で谷底に落ちてしまった。家来がやっとの思いで引き上げるとさいしょに上がってきたのは、かご一杯のヒラタケというキノコ。その次に、腕いっぱい平茸を抱えた貴族があがってきた。そして、ひとこと。「谷の底に、平茸を残してきたのが悔やまれる」その気持ちわからなくもない。昔も今も山のキノコは秋のご馳走。10月15日、今日はキノコの日。