2022年12月10日
廣瀬大
お酒の話 #5
アメリカの開拓時代を描いた西部劇。
そこに必ず登場する荒くれ者が集う酒場。
当時、アメリカの酒場では、
客が樽から勝手に酒を飲むトラブルが
頻繁に起きたという。
そこで、酒樽と客との間に棒、
つまり「バー」を置き、
酒樽に客が近づけないようにした。
棒はいつしか、カウンターテーブルへと変わり、
店主と客が向き合うスタイルの酒場になった。
バーの誕生である。
世話をする人「Tender」が「Bar」と結びつき、
やがてバーテンダーという言葉も生まれた。