2022年12月25日
熊埜御堂由香
歌のはなし きよしこの夜
「きよしこの夜」。
この歌は、1818年のクリスマス
オーストリアの小さな村の教会で初めて歌われた。
教会のオルガンが壊れて
修理できないままクリスマスイブを迎える。
聖歌を楽しみにしている村人のため、
神父が歌詞を書き上げて、
ギターの伴奏がつけられないかと、
教会のオルガン奏者グルーバーに話を持ちかけた。
当時、ギターは大衆的な楽器だったため、
教会での演奏を躊躇したグルーバー。
そこを神父が頼み込み、
メロディーをつけてもらったのが始まり。
なんとか、きよしこの夜に間に合って生まれた聖歌は、
みんなの歌として今日も歌い継がれている。