2023年06月17日
長谷川智子
おいしい映画 「シェフ三ツ星フードトラック始めました」
ジョン・ファヴローが監督、主演した
アメリカ映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」は、
グルメ映画の最高峰。
ロサンゼルスの一流レストランの料理長カールは、
とあることから、店をやめ
キューバサンドイッチを売るフードトラックで、旅することに。
相棒は、息子のパーシーと、アシスタントのマーティン。
フロリダの労働者のソウルフード、キューバサンドイッチも
一流シェフの手にかかれば、絶品グルメに変わる。
カールのフードトラックは行く先々で大人気。
手狭なトラックの厨房で
パンに肉やチーズを挟み、手際よく鉄板でロースト。
カリッと焼けたサンドイッチをカットすれば、チーズがトローッと溶け出す。
香ばしい香りまで漂ってくるような調理シーン。
ナイフを捌く手つきもプロ顔負け。
それもそのはず。
料理監修をしたのは、本物のフートドラックのシェフ
ロイ・チョイ。
ファブロー監督が、別の映画の撮影現場で彼の料理に魅了され依頼した。
エンドロールには
ロイ・チョイに料理指導を受ける監督の姿も映しだされる。
監督のもと、様々な個性と才能が集まってできあがる映画は、
シェフが様々な材料の個性を活かして作る料理に例えられることがある。
「シェフ三ツ星フードトラック始めました」は、
まさに、様々な個性が集まったおいしい一皿だ。