2023年06月18日
厚木麻耶
日本語のはなし 「存続の危機」
当たり前に使っている日本語。
実は過去に、存続の危機があった。
明治初期、発展途上の日本では
西洋の技術や知識を取り入れる動きがあったが、
多くの人にとって英語が障壁となってしまう。
そこで「社会」や「経済」という言葉すらなかった日本語をやめて
英語を公用語にするという意見が出た。
しかし、明治政府は全ての知識を日本語に翻訳する国策を採用した。
庶民が国の重要な問題に参加できなくなることを恐れたのだ。
私たちが今、日本語を使えるのは、誰かが守ってくれた結果だ。