2023年07月08日
長谷川智子
旅の荷物 「トランクの始まり」
19世紀のフランス、
裕福な市民たちは、我先にと汽車や馬車に乗り旅に出た。
しかし、当時は旅の荷物を入れるカバンなどなく、
縛ったり包むだけ。
途中で壊れたり、盗まれたりなんてことはしょっちゅう。
そこに一人の青年が目を付けた。その名はルイ。
彼が作った木製の木箱、トランクは、汽車や馬車に積みやすく、
荷物も安全に運べる。
瞬く間に、旅好きの金持ちたちに大ヒット。
ルイは、さらに軽くて便利な革張りのトランクを売り出した。
今に続く高級ブランド、ルイ・ヴィトンの始まり。
世界中に旅の楽しさも広まった。