2023年07月08日
長谷川智子
旅の荷物 「サンチャゴデコンポスタデラ」
フランスとスペインの国境、
ピレネー山脈から、イベリア半島を西へ。
大西洋を臨むサンティアゴコンポスタデラにある大聖堂を目指す、
全長900kmもの巡礼の道には、
今でも、世界中から年間40万人以上の人が訪れている。
一か月近く、重い荷物を背負って田舎道を歩く巡礼者たち。
何よりの喜びは、新しい友との出会いだという。
迷子になった時、怪我をした時、歩き疲れて寂しくなった時に、
誰かが必ず、Hola! こんにちはと声をかけてくれる。
新しい出会いを求めるオープンな気持ちこそ、何よりの旅の必需品。