2022年05月08日長谷川智子 Photo by Paréj Richárd on Unsplash薔薇の季節 “正岡子規”くれないの二尺伸びたる薔薇の芽の針やわらかに春雨のふる歌人、正岡子規は、若い薔薇のまだやわらかな刺を濡らすやさしい雨を詠んだ。傷つけられまいと次第に固く尖っていくのはヒトも同じ伸びゆく命に心もほぐれる。薔薇の季節がやってくる。