2023年12月17日
厚木麻耶
師走のはなし 「第九」
師走の風物詩、第九。
大晦日にベートーベンの交響曲第九番を演奏する慣わしは
第一次世界大戦が終わった1918年の12月31日、
ドイツ、ザクセン州のライプツィヒで
自由と平和を願い、年を跨いで演奏されたことが始まりだそうで
その演奏会は午後11時にはじまり、
新年を迎えると同時に「喜びの歌」がうたわれたという。
現在、ベートーベンの自筆の楽譜は
ユネスコの世界遺産に登録されており、
その説明としてこんな言葉がある。
Many orchestras play this work traditionally at New Year’s Eve, stressing the symbolical power of the symphony
来年が平和になることを願い、
今年も第九は演奏される。