2023年12月23日
波多野三代
クリスマスを待つ 「ローマのクリスマスリース」
クリスマスが近づくと作られる丸い輪飾り、クリスマスリース。
その起源はキリスト教ではなく、古代ローマにある。
古代ローマでは、新年にさまざまな贈り物をおこなっていた。
その一つが月桂冠に代表される、植物で作ったリースだ。
一年を通じてみずみずしい緑を保つ常緑樹は
相手の健康を願う思いが込められていた。
そしてその思いを受け取ったしるしに、戸口にリースを飾り始めた。
やがて、4世紀に入りローマ皇帝がキリスト教を国教としたことから
リースはクリスマスの習慣へと変化していった。
〜クリスマスを待つ〜