2024年02月18日
熊埜御堂由香
受験のはなし 「合格達磨」
受験を終えて、ほっと一息。
合格祈願のだるまさんに、
片目を入れた人もいるかもしれない。
あのコロンとした姿のモデルとなったのは、
達磨大師というインドの僧侶。
壁に向かい座禅を組む、過酷で孤独な修行を9年続け、
手足を失ったと伝わる。
今のような、だるまさんが作られるようになったのは江戸時代。
当時、天然痘が流行し、失明して苦しむ人が多かった。
そこで目のない達磨を持ち帰り
家庭で目を入れて厄除けをする風潮が生まれたという説がある。
現代でも、だるまさんは多くの人を励まし続けている。
七転び八起きの精神で、
鉛筆を握り続けた受験生のみなさん。
本当におつかれさまです。