2024年03月31日名雪祐平 きわ、あいまい 「この世とあの世」この世でもあの世でもないところ、その世。その世には、希望がある。鎌倉時代、親鸞はそう説いた。あの世だけに極楽浄土があるなら、この世を大事にしない。逆に、この世ばかり大事にすれば、あの世のことなど考えなくなる。まずい。二つの世界の中間、その世に行けてはじめて、人間の境地はひらける。それはどこ?その世へ、いってらっしゃい。