2022年06月(62)
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〜作家のLoveletter〜 小林多喜二
2022年06月25日
プロレタリア文学の旗手、小林多喜二 貧富の差が激しい大正時代、恋人だった田口タキは身分の差に悩み、エリートである小林多喜二の愛を恐れた。 そんな彼女へ宛てたLoveletterにはこんな… 続きを読む
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〜作家のLoveletter〜 夏目漱石
2022年06月25日
夏目漱石は気難しい。ロンドン留学中に送った妻への手紙も、素直ではない。日本に帰った楽しみを書けば、「蕎麦を食うこと」妻と娘の写真を見れば「滑稽な顔」。 そんな手紙の中に、一言だけ、本音が紛れて… 続きを読む
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〜作家のLoveletter〜 アンデルセン
2022年06月25日
世界的な童話作家、アンデルセンはモテなかった。 そのモテない理由の一つが「Loveletter」自分の惨めさを綴った自叙伝を、恋文として送りつける癖があった。 「あなたが幸せになりますよ… 続きを読む
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〜作家のLoveletter〜 谷崎潤一郎
2022年06月25日
スキャンダラスな愛に身を焼いた文豪、谷崎潤一郎。 生涯3度の結婚をした谷崎は、3人目の妻、松子にLoveletterを送り続けた。その内容が尋常ではない。 「一生あなた様に御仕え申すこと… 続きを読む
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〜作家のLoveletter〜 ラフカディオ・ハーン
2022年06月25日
「小サイ可愛いママサマ。ヨク来タト申シタイアナタノ可愛い手紙、今朝参リマシタ。口デ言ヘナイ程喜ビマシタ。」 この可愛らしい手紙は、ラフカディオ・ハーンが、妻のセツに宛てたもの。英国から来たハー… 続きを読む
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雨のはなし 8 『朝雲暮雨』
2022年06月19日
大事な日ほど雨が降る、雨女・雨男の起源はさかのぼること江戸時代。 画集「今昔百鬼捨遺」に妖怪「雨女」として描かれている。 側には中国、戦国時代の詩人、宋玉の詩。楚の王が夢の中で愛した女神… 続きを読む
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雨のはなし 7 『雨の使い方』
2022年06月19日
雨は昔から映像作品の中で心理描写の手法としても使われてきた。 涙と一緒に雨を降らせば悲しみを助長させる効果があるし、逆に、笑顔で雨の中に踊り出せば、自分の殻を破る開放の瞬間を描くものにもなる。… 続きを読む
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雨のはなし 3 『サマセット・モームの雨』
2022年06月19日
サマセット・モームの傑作短編小説、『雨』。 雨季のサモアを舞台に、狂信的なイギリス人宣教師と、同じ宿に滞在している女との関わりが描かれる。女は毎晩のように客を取っており、宣教師は女が娼婦である… 続きを読む
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雨のはなし 1 『晴耕雨読』
2022年06月19日
雨が降ったら何をしよう。 晴れていれば畑を耕し、雨が降れば本を読めばいい。晴耕雨読というこの言葉は日本で生まれた熟語だ。 誰の言葉なのか由来が定かではないが、明治中ごろの日本人の漢詩に出… 続きを読む
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雨のはなし 2 『雨の匂い』
2022年06月19日
雨の日に、ふと、独特な香りを感じることがある。 雨の匂いは科学的に解明されていて、降り始めの香りは、ギリシャ語で石のエッセンス「ペトリコール」と呼ばれる。ペトリコールは雨粒が降り注ぐときに土や… 続きを読む