2022年07月(70)
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海のはなし ゴッホの言葉
2022年07月17日
心が疲れたとき、ふと海を見に行きたくなるのはなぜだろう。ただ波の音を聞いて、ぼーっと水面を眺めるだけで気持ちが落ち着いてくるのはなぜだろう。 ゴッホは言った。人の心は海とよく似ていて、嵐があっ… 続きを読む
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海のはなし 海の馬
2022年07月17日
漢字で「海」の「月」と書けば、クラゲのこと。「海」の「星」なら、ヒトデ。とてもわかりやすい。 では、漢字で「海」の「馬」、「うみうま」または「かいば」が表す海の生き物は何だろう。 正解は… 続きを読む
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海のはなし 小さな海
2022年07月17日
「なみだはにんげんのつくることのできる一ばん小さな 海です。」と、寺山修司は、詩に書いた。 生き物はもともと、海から生まれたという。人間の場合、海から陸へと移り住む過程で肺や手足と一緒に、まぶ… 続きを読む
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海のはなし 波と呼吸の数
2022年07月17日
海辺に打ち寄せる波の数は穏やかなときで、1分間に約18回。偶然にもそれは、人が幸福を感じるときの呼吸の数とほぼ同じだという。 海と人は同じリズムで生きている。波の音が母親の胎内で聞いた音に近い… 続きを読む
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海のはなし ステラーカイギュウ
2022年07月17日
1741年、カムチャッカ探検隊の船が嵐によって小さな島に座礁した。 無人島の海辺には、人々が見たことのない大型生物が群れで生息していた。 その姿はジュゴンやマナティに似ており、体重は数ト… 続きを読む
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海のはなし マグリットの「海」
2022年07月17日
画家マグリットの作品に、こんな題名の絵がある。「テーブル、海、果物」あなたは、どんな絵を想像するだろうか。 描かれているのは、恐らく誰も想像しない、木の葉と、バターと、壺。この3つが並んだ絵に… 続きを読む
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海のはなし ショパンのバルカローレ
2022年07月17日
バルカローレ。日本語にすると、舟唄。 ピアノのための短い楽曲のひとつで、海に浮かぶ水の都・ヴェネツィアの水路を進む、ゴンドラの漕ぎ手が口ずさむ歌をモチーフとしている。 舟唄の中でも代表的… 続きを読む
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海のはなし 明日は海の日
2022年07月17日
あと数分で迎える、明日は海の日。 祝日となった当時は、7月20日が海の日だった。 明治9年、天皇を乗せた明治丸が横浜に帰着した日が、由来のひとつとされている。 私たちもこの夏は、久… 続きを読む
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表現者たちの創作術 トルーマン・カポーティー
2022年07月16日
表現者たちの創作術。 自分を「水平系」の作家と言ったのはトルーマン・カポーティー。 「ティファニーで朝食を」や「冷血」で知られる彼は、横になってないと何も考えられないという。加えて必要な… 続きを読む
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表現者たちの創作術 アーネスト・ヘミングウェイ
2022年07月16日
表現者たちの創作術 「老人と海」などの作品で知られるアーネスト・ヘミングウェイ。 酒と釣りや狩りを愛した作家というイメージのある彼だが日々の執筆活動はとても規則正しかった。毎朝、夜が開け… 続きを読む