2022年09月(60)
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Moment for a Poet8 白秋と飛行機
2022年09月11日
故郷・柳川の実家が破産し、長く戻ることをためらった北原白秋。昭和16年、56歳でついに帰郷を果たす。 小学校では子どもたちが列をなして視力を失った国民詩人を迎えた。愛する故郷のぬくもりを、彼は… 続きを読む
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Moment for a Poet7 白秋と舟
2022年09月11日
詩人・北原白秋。 大正時代に廃れゆく故郷の城下町・柳川を憂いた白秋は、ちょうど100年前の大正11年、地元新聞に「文化的田園都市」構想を寄稿。 「水路を遊楽用として利用」することを提案し… 続きを読む
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Moment for a Poet6 白秋と住まい
2022年09月11日
詩人・北原白秋。彼は43歳から3年間、世田谷区の若林に住んだ。 今、住まいの跡はマンションとビルにはさまれたわずかな土地。名残り惜しむように緑が生い茂る。目の前は交通量の多いアスファルトの車道… 続きを読む
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Moment for a Poet5 白秋と童心
2022年09月11日
詩人・北原白秋は言う。 眼で見、耳で聴くだけはまだしも、霊たましいぜんたいでハツハッと感じる位でなければ、歌や詩はできないものである。 心をオープンにして、アンテナの感度を上げておく。 … 続きを読む
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Moment for a Poet4 白秋と海
2022年09月11日
人妻との恋の破綻、実家の破産。 追い詰められた詩人・北原白秋は死を想い海へ行く。 しかし三浦半島の太陽の明るさに、思いとどまった。その頃の歌がある。 油壷しんととろりとして深ししん… 続きを読む
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Moment for a Poet2 白秋と青春
2022年09月11日
明治40年。22歳の北原白秋は4人の仲間と、九州を歴訪する。 「五足の靴」と呼ばれる旅だ。 途中、彼らは三池炭鉱に立ち寄った。エレベーターで地下深く降りたときの風景をこんな言葉で書いてい… 続きを読む
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Moment for a Poet3 白秋と朔太郎
2022年09月11日
大正4年。30歳の北原白秋は、初めて群馬県前橋市を訪れた。出迎えたのは前橋を故郷とする詩人・萩原朔太郎。 朔太郎の家を訪れると、門には国旗が立っている。 白秋は聞いた。 「今日はな… 続きを読む
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Moment for a Poet1 白秋と言葉
2022年09月11日
言葉の魔術師・北原白秋。愛する人を見送る朝。雪がやさしく、激しく、こころに舞い落ちる。 君かへえ す朝の舗石しきいし さくさくと雪よ林檎の香か のごとくふれ 情熱的な恋の場面では、“かお… 続きを読む
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ウクライナ料理 ドラニキ
2022年09月10日
すりおろしたジャガイモで作る、パンケーキ。ドラニキは、ウクライナの伝統料理。 ジャガイモは、16世紀に南米大陸からやってきた。寒い土地でも育てやすく、国中で食べられるようになった。 ドラ… 続きを読む
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ウクライナ料理 そば
2022年09月10日
ウクライナの家庭料理に欠かせないカーシャは穀物を水やスープ、牛乳で煮込んだ、いわばお粥。なかでも人気なのが蕎麦の実ので朝ごはんや、肉料理の付け合わせに、頻繁に食卓にのぼる。 もっちりした食感の… 続きを読む