2022年11月(60)
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〜いい風呂の日〜 季節湯
2022年11月26日
野や山、或いは庭や畑にある季節のものをお湯に浮かべ湯気とともに立ち昇る香りに包まれる。日本には湯に溶け出した四季を肌で楽しむ文化がある。 その風習を「季節湯」と呼ぶ。1月は松の葉。2月は大根の… 続きを読む
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〜いい風呂の日〜 銭湯の牛乳
2022年11月26日
昭和30年代。冷蔵庫のない家庭が多かった時代、 牛乳は朝の配達時に1本だけ飲むものだった。 牛乳屋さんは考えた。どうしたらもっと牛乳を飲んでもらえるだろうか。 そこで目をつけたのが銭… 続きを読む
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〜いい風呂の日〜 風呂敷のはなし
2022年11月26日
風呂敷の起源は、お風呂にある。 室町時代。足利将軍は大名たちをお風呂でもてなした。その時他の大名と取り違えがないよう家紋をつけた布で衣服を包んだのが由来とされている。 お風呂上がりには、… 続きを読む
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〜いい風呂の日〜 温泉のお菓子
2022年11月26日
温泉旅館のお茶とお菓子にはおもてなし以外にも意味がある。 長旅で人の体は血糖値が下がる。いきなりお湯に浸かると、湯当たりを引き起こす。 満腹状態でお風呂に入るのはよくないが、あのお茶とお… 続きを読む
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〜いい風呂の日〜 お風呂で食べるうどん
2022年11月26日
香川県の一部には、お風呂でうどんを食べる風習がある。 家を新築したら年長者から順番に新しい湯船に浸かり、うどんを食べてお祝いする。 その昔、お風呂がまだ貴重だった時代に浴槽のある家を新築… 続きを読む
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絵のはなし 額縁庭園
2022年11月20日
京都の寺院・源光庵には、紅葉の美しい日本庭園がある。室内から眺めると、窓枠が額縁となり風景は一幅の絵画となる。 額縁の形は2種類。丸型と、四角型。「悟りの窓」と「迷いの窓」と呼ばれている。どち… 続きを読む
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絵のはなし モネのポプラ並木
2022年11月20日
印象派の画家、クロード・モネは同じモチーフを繰り返し描く、連作絵画で有名だ。 1891年、51歳のモネは近所のポプラ並木に夢中だった。春の青々しい姿、夏の日差し、秋の曇り空、同じ風景でも、印象… 続きを読む
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絵のはなし 16世紀の紅葉狩り
2022年11月20日
狩野派の絵師・狩野秀頼が手がけた国宝・「観楓図屏風(かんぷうずびょうぶ)」。 紅葉の名所、京都の高雄で。武士、僧侶、そして女性など、さまざまな人物が紅葉狩り(もみじがり)を楽しむ姿が描かれてい… 続きを読む
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絵のはなし ないもの
2022年11月20日
ミレイの名画「オフィーリア」。ハムレットに拒否され、狂気の中で死んでいくオフィーリアの悲しい最期を描いている。しかし、彼女の口元は、微笑みともとれる表情。その違和感が、かえって観る人の心をとらえた。… 続きを読む
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絵のはなし 右の絵
2022年11月20日
右側に重心がある絵は、安心感を与えるという。代表的なのが、葛飾北斎の赤富士。立派な富士山は、右側にある。 対して、黒田清輝の「湖畔」は、女性を左側に描くことで、不安定な儚さを表現した。 … 続きを読む