2023年06月(60)
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時の記念日 「西欧の時間」
2023年06月10日
ヨーロッパ最初の時計職人は、キリスト教の修道僧だった。 厳格な祈祷の時間を守るには、正確な時刻を知る必要があった。 10世紀には機械式時計が生まれ、13世紀には「分と秒」が測られた。15… 続きを読む
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時の記念日 「江戸の時間」
2023年06月10日
江戸時代になっても、日本人に時計をもつ習慣はなかった。 一刻 即ち2時間おきに鳴る寺社の鐘だけが、時間を知る唯一の手段だった。 これは日の出から日の入を6つに分ける、「不定時法… 続きを読む
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時の記念日 「遅刻の解消」
2023年06月10日
かつて時間にルーズと言われた日本人は、いかにして世界一時間に厳しい国民になったのか。 理由は鉄道の普及にある。 鉄道は定時運行が鉄則。さもないと大事故につながる恐れがある。 さらに… 続きを読む
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時の記念日 「記念日の誕生」
2023年06月10日
大正時代に入ると、国民の生活を改善する第一条件として、 時間を正確に守ること が掲げられた。 1920年、文部省が時の展覧会を開催すると、連日の大賑わいで会期を延長するほどだっ… 続きを読む
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時の記念日 「時間厳守の時代」
2023年06月10日
日本人は時間に厳しい。諸外国が抱くこの印象は、電車の運行時間の正確さによるところが大きい。先進国でも10分程度の遅延は普通だし、定刻より早く出発したり、運行のキャンセルも珍しくない。 日本の鉄… 続きを読む
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虫のはなし 「ウイスキーと虫」
2023年06月04日
6月4日は、虫の日。ウイスキーが世界に広まったきっかけは、「虫」だった。 19世紀の中頃、「ブドウネアブラムシ」という虫が、ヨーロッパ全域に発生。ブドウ畑に甚大な被害をもたらし、ワインの生産量… 続きを読む
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虫のはなし 「生きた宝石」
2023年06月04日
6月4日は、虫の日。 「生きた宝石」と呼ばれる蝶がいる。アマゾンに棲むモルフォチョウ。光り輝くコバルトブルーの羽を持つ。 こんな逸話がある。 その美しい羽から、宝石を作ろうとした男… 続きを読む
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虫のはなし 「儚い羽の反論」
2023年06月04日
6月4日は、虫の日。 世界一、成虫の寿命が短い虫、「カゲロウ」。実は、空を飛んだ最初の生物だと言われている。 その誕生は、3億5000万年前。 儚いカゲロウと言うが、彼らからしてみ… 続きを読む
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虫のはなし 「儚い羽」
2023年06月04日
6月4日は、虫の日。 儚さの象徴としても語られる「カゲロウ」。成虫になると、1日足らずで死んでしまう。 そのからだには、食事をするための口が無い。限られた時間の中で、子孫だけを残し、散っ… 続きを読む
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虫のはなし 「虫の音と声」
2023年06月04日
6月4日は、虫の日。 ミーンミンミン。これは、セミの音だろうか。それとも、セミの「声」だろうか。 不思議なことに、日本人は虫の音を、「声」として捉える性質があるという。 虫の鳴き声… 続きを読む