2023年12月(75)
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甘党 芥川龍之介 「主治医と無花果」
2023年12月03日
芥川龍之介を看取った主治医、下島勲(しもじま・いさおし)。 彼は芥川の主治医というだけでなく、友人でもあった。 芥川の死後には、甘党の彼が好んでいた無花果を霊前に供えたという。 稀… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「詩人と羊羹」
2023年12月03日
芥川龍之介の作品『都会で』の一節に、こんな文章がある。 夜半の隅田川は何度見ても、詩人S・Mの言葉を越えることは出来ない。 この詩人S・Mとは、室生犀星(むろお・さいせい)のことだと… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「侍と芋粥」
2023年12月03日
芥川龍之介の小説、『芋粥』。 平凡な侍の、「芋粥を飽きるほど飲んでみたい」という欲望から話は始まる。 この芋粥、いわゆる芋の粥ではない。使うのは、さつまいもではなく山芋だ。山芋をツル草の… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「師匠とジャム」
2023年12月03日
甘いもの好きの作家、芥川龍之介。 彼が先生と呼んで慕ったのが、夏目漱石だ。 実はこの漱石も、大の甘党だ。1瓶のジャムを、1日で舐めてしまったという。 芥川との交流は一年ほどだったが… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「和菓子屋と大福」
2023年12月03日
芥川龍之介は、鎌倉に滞在していた頃東京の馴染みの和菓子屋に手紙を書いた。 手紙にはこんなお菓子を送ってくれ、とご丁寧に横から見た図や断面図が描かれ細かい注文付きだった。 和菓子屋の主人の… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「妻と羊羹」
2023年12月03日
芥川龍之介は、妻の文(ふみ)にいくつもの手紙を書いた。彼の作風からは考えられないほど、素直でまっすぐな文章で。 芥川は手紙の中で、旅の途中、羊羹を食べに京都に寄った話をしたという。今度京都へ行… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「西洋人と汁粉」
2023年12月03日
芥川龍之介の甘いもの好きは、その作品からもわかる。たとえば、その名も『しるこ』という随筆だ。 彼はその中で、もしも西洋人がその味を知れば、汁粉が世界を風靡しないとも限らない、と語っている。ニュ… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「先生とくず餅」
2023年12月03日
『羅生門』で知られる作家・芥川龍之介。彼は、甘いものをこよなく愛した作家でもあった。 学生時代には体育の授業を抜け出してくず餅を食べ、先生に叱られた。 ちなみに、先生にばれた理由は口の周… 続きを読む
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カミソリヒストリー #6
2023年12月02日
きょうは、安全カミソリの日。 世界で使われているカミソリ用の鋼の半分以上は、メイドインジャパン。それは、島根県のヤスキハガネ。 古くから日本刀や包丁に使われてきたヤスキハガネは、切れ味の… 続きを読む
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カミソリヒストリー #5
2023年12月02日
きょうは、安全カミソリの日。 数年前、未曾有のウィルスによって人々の行動が制限され、世界中がマスク不足におちいっていた頃、「コロナ髭」という言葉が生まれた。 自宅に篭ってリモートワークを… 続きを読む