2022年06月19日茂木彩海 Photo by Rawpixel Ltd雨のはなし 8 『朝雲暮雨』大事な日ほど雨が降る、雨女・雨男の起源はさかのぼること江戸時代。画集「今昔百鬼捨遺」に妖怪「雨女」として描かれている。側には中国、戦国時代の詩人、宋玉の詩。楚の王が夢の中で愛した女神が去り際に言う。「朝には雲となり、夕には雨となってここに参りましょう」愛する者に会いたいが故に雨になる。意外にもロマンチックな物語がそこにはある。