Team MOMENT

2022年06月25日

執筆者波多野三代

〜作家のLoveletter〜 小林多喜二

プロレタリア文学の旗手、
小林多喜二

貧富の差が激しい大正時代、
恋人だった田口タキは身分の差に悩み、
エリートである小林多喜二の愛を恐れた。

そんな彼女へ宛てたLoveletterには
こんな一文が綴られている。

「闇があるから光がある。
そして闇から出てきた人こそ、
一番ほんとうに光の有難さがわかるんだ。」

光と闇。
社会の矛盾を問い続けた作家が
終生愛し続けた女性へ、最初に贈った言葉だった。

〜作家のLoveletter〜

執筆 波多野三代

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