2022年06月26日澁江俊一 Photo by Yasunorihayashi土と生きる幸せ『土がつくるものさし』土のものさしで測るもの。福井県にある年縞博物館。年月の「年」に縞模様の「縞」でねんこうと読む。年縞とは湖の底に一年ごとに重なる堆積物の層。福井県の水月湖(すいげつこ)には7万年分もの世界に類を見ない年縞がある。この年縞が土に埋もれた化石や遺跡を調べるため世界中で使われる「放射性炭素年代測定法」の精度を飛躍的に高めた。まさに、時代のものさし。博物館でぜひ実物を見てみたい。