2022年07月23日佐藤理人 Photo by Stefan Linsとても赤い実 語源苺が初めて日本の文献に登場したのは奈良時代。日本最古の歴史書「日本書紀」によると、苺の語源は「伊致寐姑(いちびこ)」。「とても赤い実」を意味する野いちごだった。平安時代の辞書「和名抄」では既に「び」が抜けて、「伊知古(いちご)」と記されている。ちなみに英語の「strawberry」は藁「straw」と、果実「berry」を組み合わせたもの。収穫時、藁の上に大切に置いたのが語源となった。