2022年07月30日
波多野三代
〜梅干しの日〜 筍の皮と梅干しのおやつ
昔から筍の時期に作られてきたおやつがある。
筍の皮の産毛をこそげとり、
そこに一粒、うんと酸っぱい梅干しを入れ
三角に折って包めば、出来上がり。
長い時間をかけてしゃぶっていると、
筍の甘みと共に、じんわりと梅の酸味が滲んでくる。
鮮やかな紅色に染まってゆく。
誰が一番濃い色に染められるか。
日本のあちこちに残る、梅干しを利用したおやつの風景。
その名前は、誰も知らない。
今日は梅干しの日。
〜梅干しを食べてみませんか〜