2022年08月07日
佐藤延夫
花の日「サフラン」
クロッカス・サティウス。
その奇妙な花から伸びる3本の赤い雌しべは、
乾燥させるとサフランになる。
1グラムのサフランには、160もの花が必要だという。
人類の歴史を遡ると、
サフランがどれだけ愛されてきたかわかる。
古代ギリシア時代、
サフランは、クレタ島の女性が着るボレロを染めた。
また、クレオパトラは
サフラン入りの馬乳の風呂に入っていたそうだ。
花の美しさは一瞬の美しさ。
世界一高級なスパイスは花から生まれる。
8月7日は、花の日。