2022年08月27日波多野三代 Photo by shuzo serikawa〜8月の一瞬〜 酔芙蓉姿が移ろい続ける花、酔芙蓉。それは、日の出とともに咲き夕方には散ってしまう花。その間も、刻々と色が変化してゆく。朝開いたときは白。気温の上昇とともにだんだんとほの赤く色づいてゆき、散る間際には濃い桃色に染まっている。それがお酒に酔っていく姿に重ねられいつしか「酔う」の1文字を持つ芙蓉の花、酔芙蓉と呼ばれるようになった。その一瞬、一瞬の美しさは熱帯夜、お酒の見せるひとときの夢にも似て。〜8月の一瞬〜