2022年09月25日
川田琢磨
モッタイナイ話「KINTSUGI」
日本の伝統技術、金継ぎ。
割れたり、欠けたりした器の修繕に、
あえて目を引く金を使い、
「景色」として楽しむ。
傷は物に刻まれた歴史。
その発想がいま、世界に広がりつつある。
イタリアでは、割れた宝石を金継ぎしたジュエリーが誕生。
マサチューセッツ現代美術館は、
大理石のひび割れを金継ぎで修繕した。
直さないのは、もったいない。
直すだけでは、もったいない。
「MOTTAINAI」を世界に広めたワンガリ・マータイさんは
11年前の今日、この世を去った。