Team MOMENT

2022年10月08日

執筆者波多野三代

Photo by Forest and Kim Starr

〜歩く木の話〜 ガジュマル

ガジュマルは
「歩く木」という異名を持つ。

枝から「気根」と呼ばれるたくさんの根を垂らし、
幹と融合して太く、大きく育ってゆく。

最初に幹だった部分が腐ると
その気根が幹となる。
腐った部分はなくなり、新たな幹に重心が移る。
長い長い年月をかけ、それを繰り返すうち
少しづつ移動する。

今日もガジュマルは
悠久のはざまの一瞬を、ゆっくりと歩いている。

〜今日は木の日〜

執筆 波多野三代

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