2022年10月08日
波多野三代
〜お寿司と木の話〜 フィトンチッド
お寿司屋さんは
木の力で守られている。
フィトンチッド、という言葉をご存知だろうか。
それは、森の木々が放つ殺菌成分。
木はそこに生えた瞬間から、
一生その場所で生きなければならない。
だから身を守るために細菌を殺す成分を放つ。
そのフィトンチッドをお寿司屋さんは利用してきた。
ヒノキなどで作られたまな板や寿司下駄、カウンター。
ネタを保存するケースの中には
針葉樹の葉が敷かれている。
お寿司屋さんには、見えない森があるのだ。
〜今日は木の日〜