2022年10月09日
仲澤南
秋の夜長に熟睡を・家康と居眠り和尚
徳川家康が幼い頃に教えを受けた和尚さんがいた。
あるとき、お城に招いて昔話をしていると
和尚さんは居眠りをはじめてしまった。
怒り出す家臣に、家康は言った。
和尚にとって私はまだ可愛い子供なのだ。
だから安心して眠っている。
私はそれが嬉しい。
居眠り和尚さんの寺が「眠る可し(ねむるべし)」の
「可睡斎(かすいさい)」と呼ばれるようになったのは
それからだ。
安眠のお寺、可睡斎には安眠のお守りを置いてある。
10月9日は熟睡の日。