2022年11月13日佐藤日登美 Photo by Ana Paula Grimaldi on Unsplash秋惜しむ リスすばやく過ぎ去る秋を惜しむのは、人間だけではなく動物も同じ。リスは食べ物が少なくなる冬に備え、木の実を求めて森の中を駆けめぐる。集めたどんぐりやクルミは土の中や樹の上に隠し、貯め込んでおく。これを「貯食」と呼ぶ。森のあちこちに隠すので、しばしば当の本人も場所を忘れてしまうらしい。そのどんぐりから芽が出て、やがて、次の秋を彩る樹へと成長する。