2022年11月20日薄景子 絵のはなし モネのポプラ並木印象派の画家、クロード・モネは同じモチーフを繰り返し描く、連作絵画で有名だ。1891年、51歳のモネは近所のポプラ並木に夢中だった。春の青々しい姿、夏の日差し、秋の曇り空、同じ風景でも、印象はその一瞬ごとに変化する。大切なポプラが切り倒される予定だと聞くと、自らの財産で権利を買い取ったという。心ゆくまで描き続けた結果、モネのポプラ並木は23枚もの連作絵画となった。