Team MOMENT

2022年11月26日

執筆者波多野三代

Photo by katorisi

〜いい風呂の日〜 銭湯の牛乳

昭和30年代。
冷蔵庫のない家庭が多かった時代、   
牛乳は朝の配達時に1本だけ飲むものだった。

牛乳屋さんは考えた。
どうしたらもっと牛乳を飲んでもらえるだろうか。

そこで目をつけたのが銭湯だった。
当時大繁盛だった銭湯は、
最新の冷蔵庫を置いていた。
そこに牛乳を並べてもらうのだ。

朝の1本だった牛乳が、
夜に冷え冷えでもう1本。

この贅沢が喜ばれ、
牛乳は銭湯に定着していった。

〜今日はいい風呂の日〜

執筆 波多野三代

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