2022年12月31日
川野康之
星野道夫の旅 26年前の写真
18でシシュマレフ村の写真と出会った時から
星野道夫の旅は始まった。
アラスカの大自然をめぐり、
さまざまな野生動物と出会った。
命と命、お互いを見つめ合った。
今生きているという一瞬が、そこにはあった。
今年、星野道夫が使っていたカメラの一つが26年ぶりに発見された。
フィルムが入ったままになっていた。
現像すると、氷の海を歩くホッキョクグマの親子が写っていた。
26年前、ここを旅していた星野道夫は、
どんな気持ちでシャッターを押したのだろうか。