2023年02月18日川野康之 Photo by DragonWomanカウリスマキ映画のたのしみ 「理由なんてない」アキ・カウリスマキ監督の映画、『パラダイスの夕暮れ』。ゴミ収集車を運転する男がスーパーのレジを打つ女に恋をした。「なぜ私といるの?」「俺に理由なんてない。あるのは名前とゴミ車の制服だ。・・・いちいち理屈をこねる贅沢など俺にはない。」不器用な二人の恋はぎくしゃく。くっついたり、離れたり。ある日、男は女を迎えに来た。「食べていける?」「毎日イモだ」ぐっと来ますね、このセリフ。