2023年04月16日
若杉茜
色彩のはなし 「昔の4色」
黒々とした髪。
白々と明ける夜。
赤々とした夕焼け。
青々と輝く海。
日本語に古くからある色の名前は、実はとても少ない。
黒、白、赤、青の4色が、一番古いとされている。
黒々、白々、赤々、青々。
一番古いこの色たちにしか、
この、2つ名前を重ねる表現はできないのだ。
さらにいえば、赤い、黒いなどのように
「い」をつけて形容詞になるのもこの4つの色だけだ。
黒、白、赤、青。
この4色に出会ったら、
その歴史にすこしだけ、思いを馳せたい。