2023年04月29日
河田紗弥
全国ご当地メシ 『きりたんぽ』
全国ご当地でさまざまな鍋料理があるが、
その一つの秋田の”ご当地メシは”きりたんぽ鍋。
そのきりたんぽは、220年以上前の
奥羽山脈の北方にある山深い秋田県鹿角地方で生まれたと
言われている。
山仕事をする男たちは
お櫃の蓋と使って、ご飯をおにぎりの形に整え、
山に持っていっていた。
しかし食べる頃には、冷え切ってしまっているおにぎり。
そんな冷えたおにぎりを、
温めて食べる方法はないかと試行錯誤をした彼らは
木の棒に巻きつけ、焚き木で焼いて食べる工夫をした。
その完成したものが、蒲の穂に似ていることから
短い穂の意味の「短穂(たんぽ)」と呼ばれるようになった。
明治時代になると、鍋料理に切って入れるようになったことから
「切りたんぽ」と呼ばれるようになり、
秋田の”ご当地メシ”として定着していった。