2023年05月06日
小林慎一
独創的な人の考え方 ♯7
イーロン・マスクは、本人すらテスラが成功するとは思っていなかった。
スペースXのロケットも地球に帰還するどころか、
軌道にのせることすらできないと考えていた。
しかし、彼は、自らがすることの重要性から、挑戦せずにはいられなかった。
4月20日に人類史上最大の宇宙船スターシップは打ち上げに失敗した。
爆発した直後に、イーロン・マスクをはじめとするスタッフは歓声を上げた。
彼らの世界で、それを失敗と言う者などいないのだ。
組織心理学者アダム・グラントは言う。
独創的なことを成し遂げる人は、普通の人とはそう変わらない。
先延ばしをする。まずいアイデアをたくさん考える。恐怖も感じる。
しかし、それらがむしろ成功の助けになる。
だから、見限ってはいけない。
そして、それらは私たち普通の人にも当てはまる。
自分を信じ、自らのアイデアを疑い、挑戦しないことを恐れる。
少ない良いアイデアを生むために、たくさんのまずいアイデアを考え実行する。
私たちは皆、独創的なことを成し遂げるポテンシャルを持っているのだ。