波多野三代(112)
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〜梅干しの日〜 ブラジルの花梅
2022年07月30日
ブラジルには、「花梅」と呼ばれる漬物がある。赤紫色で酸っぱい。まさに梅干しの味。でも、梅は一切使われていない。 花梅の原料は「ローゼル」というハイビスカスの一種。花が散り、膨らんだ”がく”には… 続きを読む
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〜作家のLoveletter〜 夏目漱石
2022年06月25日
夏目漱石は気難しい。ロンドン留学中に送った妻への手紙も、素直ではない。日本に帰った楽しみを書けば、「蕎麦を食うこと」妻と娘の写真を見れば「滑稽な顔」。 そんな手紙の中に、一言だけ、本音が紛れて… 続きを読む
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〜作家のLoveletter〜 アンデルセン
2022年06月25日
世界的な童話作家、アンデルセンはモテなかった。 そのモテない理由の一つが「Loveletter」自分の惨めさを綴った自叙伝を、恋文として送りつける癖があった。 「あなたが幸せになりますよ… 続きを読む
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〜作家のLoveletter〜 ラフカディオ・ハーン
2022年06月25日
「小サイ可愛いママサマ。ヨク来タト申シタイアナタノ可愛い手紙、今朝参リマシタ。口デ言ヘナイ程喜ビマシタ。」 この可愛らしい手紙は、ラフカディオ・ハーンが、妻のセツに宛てたもの。英国から来たハー… 続きを読む
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〜作家のLoveletter〜 芥川龍之介
2022年06月25日
芥川龍之介は、妻となる塚本文へLoveletterを送り続けた。 プロポーズももちろん手紙で。結婚が決まった時は、こんなことを書いている。 「文ちゃんは御婚礼の荷物と一しょに忘れずに持つ… 続きを読む
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〜作家のLoveletter〜 谷崎潤一郎
2022年06月25日
スキャンダラスな愛に身を焼いた文豪、谷崎潤一郎。 生涯3度の結婚をした谷崎は、3人目の妻、松子にLoveletterを送り続けた。その内容が尋常ではない。 「一生あなた様に御仕え申すこと… 続きを読む
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〜作家のLoveletter〜 小林多喜二
2022年06月25日
プロレタリア文学の旗手、小林多喜二 貧富の差が激しい大正時代、恋人だった田口タキは身分の差に悩み、エリートである小林多喜二の愛を恐れた。 そんな彼女へ宛てたLoveletterにはこんな… 続きを読む
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〜作家のLoveletter〜 シェイクスピア
2022年06月25日
ルネサンス期を代表する劇作家、シェイクスピア。彼の作品の一つ「ソネット集」と言われる詩集はLoveletterだったのではないか、と言われている。 この本には謎めいた言葉がある。「このソネット… 続きを読む
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〜食は地球を回す〜 ヒッチコックと卵
2022年05月14日
ヒッチコックが嫌った食べ物は、卵。 「私は卵が怖い。あの穴のない白い球体。割れて黄色の液体が流れ出るのを見る以上に恐ろしいことはない。」 そんな彼は、その嫌いな卵を映画に度々登場させた。… 続きを読む
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〜食は地球を回す〜 ベートーベンの好物
2022年05月14日
楽聖、ベートーベンは、食へのこだわりも強かった。 中でも大好物は、茹でたてのマカロニをたっぷりのパルメザンチーズを和えたもの。 彼の肖像画があんなに気難しげな顔なのも、このメニューが原因… 続きを読む