中山佐知子(69)
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七草#2 「なずな」
2024年01月07日
春の七草、二番めはナズナ。 ナズナの別名はぺんぺん草。どこにでも生える野草である。 空き地、道端、ビルの植え込み、街路樹の下。畑でも野原でも見かけるのにいまの時期に探すと見つからないのは… 続きを読む
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七草#3「 御形(ゴギョウ)」
2024年01月07日
春の七草、三番めは御形。 ゴギョウの別名は母子草。春になると黄色い花を咲かせるあの花だが、いまは花も茎もない状態で越冬している。ただ、ほかの草と較べてわかりやすいのは葉っぱに産毛のようなものが… 続きを読む
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七草#4「はこべら」
2024年01月07日
春の七草、四番めはハコベラ。 ハコベラはすなわちハコベ。冬でも姿形が変わらないので見分けやすいのがありがたい。しかし、ハコベにはごく細い芯がある。七草粥に入れる七草を刻むのではなく叩くのはゴギ… 続きを読む
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七草#5「仏の座」
2024年01月07日
春の七草、五番めは仏の座。 仏の座と呼ばれる野草はもうひとつあるが、七草の仏の座はコオニタビラコのことだ。たんぽぽを小さくしたような姿で、春には黄色の花を咲かせる。 コオニタビラコには仲… 続きを読む
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七草#6「スズナ」
2024年01月07日
春の七草、六番めはスズナ。 スズナは蕪のこと。 蕪は日本書紀にも出てくるほど野菜としての歴史は古いのに、ナズナやハコベと一緒に七草の仲間に入っているのが不思議だ。 どうしてだろう。… 続きを読む
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七草#7「スズシロ」
2024年01月07日
春の七草、七番めはスズシロ。 スズシロとは言うまでもなく大根である。清らかに白いと書いてスズシロと呼ぶ。 大根も蕪と同じく、野菜としての歴史は古いのだが、それとは別に野生の大根があるらし… 続きを読む
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七草#8「七草」
2024年01月07日
春の七草は順番を間違えなければ覚えやすい。 芹、なずなゴギョウ、ハコベラ、仏の座。スズナ、スズシロ、これぞ七草。 五七五七七のリズムで、名前は、今夜放送した順番で覚えると、完璧。 … 続きを読む
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七草#1 「芹」
2024年01月07日
春の七草、トップバッターは芹。 田んぼや川べりに生える野生の芹は今はまだ見つけるのがむづかしいかもしれない。見つけても食べられるほど大きくはない。それでも昔の人は雪の間からのぞくわずかな緑を探… 続きを読む
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ロビンソン・クルーソー 「ロビンソン・クロイツネル」
2023年09月30日
ダニエル・デフォーの小説「ロビンソン・クルーソー」の書き出しは主人公の自己紹介からはじまる。 それによると、ロビンソン・クルーソーは1632年、イギリスのヨーク市で生まれた。父はドイツのブレー… 続きを読む
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ロビンソン・クルーソー 「フライデー」
2023年09月30日
ロビンソン・クルーソーが無人島で暮らし始めて23年め、近くの島からやってきた人々が捕虜の若者を連れていた。ロビンソン・クルーソーがその若者を助けると彼は忠誠を誓い、またとない召使になった。 若… 続きを読む