中山佐知子(69)
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宮沢賢治の天文台(水沢天文台)
2022年12月17日
「水沢天文台」という言葉は、宮沢賢治の作品に登場する。「水沢の臨時緯度観測所」となっている作品もある。 発足が1899年、国際緯度観測所として水沢に設置され、当時は天体観測とともに気象観測も行… 続きを読む
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スターナビゲーション
2022年12月17日
GPSはおろか、羅針盤も六分儀もなかった時代、太平洋の島に住む人々は太陽と月と星をたよりにカヌーに乗って数千キロの海を渡った。この伝統的航海術をスターナビゲーションと呼ぶ。それに必要な知識は、文字で… 続きを読む
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お好きな服は? 藤袴
2022年11月05日
「お好きな服は」の七文字で秋の七草の名前が覚えられる。その五番めの「ふ」は藤袴。 藤袴は日本書紀に「蘭」という名前で出てくるが、万葉集に山上憶良の七草の歌があって、そこではすでに藤袴という名前… 続きを読む
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お好きな服は? 葛
2022年11月05日
「お好きな服は」の七文字で秋の七草の名前が覚えられる。その六番めの「く」は葛の花。 葛ほど役に立つ植物はない。葉は牛や馬の餌になる。根は食料になり、薬にもなる。ツルの部分を繊維にして織った布は… 続きを読む
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お好きな服は? 萩
2022年11月05日
「お好きな服は」の七文字で秋の七草の名前が覚えられる。その七番めの「は」は萩。 萩は秋のはじめに早くも見ごろを迎える。萩は日本の秋になくてはならない花である。植物学者の牧野富太郎先生によると「… 続きを読む
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お好きな服は? 女郎花
2022年11月05日
「お好きな服は」の七文字で秋の七草の名前が覚えられる。 その最初の「お」は女郎花。平安時代にはとくに愛された花で、色の名前にも女郎花という名前があった。明るい黄色にわずかに緑が混ざったような繊… 続きを読む
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お好きな服は? 薄
2022年11月05日
「お好きな服は」の七文字で秋の七草の名前が覚えられる。その二番めの「す」は薄。 薄の色は何色か、言葉にするのはむづかしい。穂が出たときは赤っぽい色でやがて白っぽい色に変わるのだが、赤とか白とか… 続きを読む
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お好きな服は? 桔梗
2022年11月05日
「お好きな服は」の七文字で秋の七草の名前が覚えられる。その三番めの「き」は桔梗。 平安時代、男子の正装には決まり事があった。夏は身分の高い人は上着の下に赤を着る。それ以下の人は紫である。 … 続きを読む
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お好きな服は? 撫子
2022年11月05日
「お好きな服は」の七文字で秋の七草の名前が覚えられる。その四番めの「な」は撫子。 「草の花はなでしこ」と清少納言も書いているように平安貴族のお気に入りだった花で、当時からすでにあった中国伝来の… 続きを読む
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名探偵登場 デュパン
2022年07月31日
世界で最も古い推理小説エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」に登場するオーギュスト・デュパン。 フランスの名門貴族の出身でパリ郊外の崩れかけた屋敷で昼間は読書と瞑想にふけり、夜はパリの街を… 続きを読む