仲澤南(69)
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「さっぽろ雪まつり」 1950年 第1回
2024年02月11日
北海道は札幌の街を彩る風物詩、さっぽろ雪まつり。 始まりは、1950年のことだった。 最初の雪像は、6つ。地元の中高生がつくった、数メートルほどの大きさだった。雪像の展示だけでなく、雪合… 続きを読む
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「さっぽろ雪まつり」 1955年 第6回
2024年02月11日
札幌の冬といえば、さっぽろ雪まつり。大きな雪像の製作者を見ると、驚かされる。陸上自衛隊だ。 1955年から続き、雪像に使う膨大な量の雪も、自衛隊が輸送する。 その理由は、訓練。雪の中での… 続きを読む
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「さっぽろ雪まつり」 1974年 第25回
2024年02月11日
1974年のさっぽろ雪まつりを襲ったのは、オイルショックだった。 雪像づくりに使う雪は、トラック数千台分に及ぶ。その燃料が確保できなかったのだ。 雪が足りない分、苦肉の策で雪像の中にドラ… 続きを読む
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「さっぽろ雪まつり」 1983年 第34回
2024年02月11日
さっぽろ雪まつりの会場のひとつ、すすきの会場。1983年から、会場に加わった。 他の会場と違うのは、雪像ではなく氷を削った氷像を中心に展示していることだ。 1ヶ月ほどでつくる雪像と違い、… 続きを読む
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「さっぽろ雪まつり」 2022年 第72回
2024年02月11日
さっぽろ雪まつりは、今年で第74回。その回数が、一度だけ途切れた年がある。 第72回を迎えるはずだった2021年。コロナ禍の影響だった。 翌年も、観客を呼ぶことはできなかった。しかし雪像… 続きを読む
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「さっぽろ雪まつり」 2022年 第72回
2024年02月11日
今年、4年ぶりにすべての会場で復活したさっぽろ雪まつり。 すべての日程を終え、今日、その幕を閉じた。 1ヶ月かけてつくられた雪像も、明日の朝には一瞬にして崩される。解体も、見どころのひと… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「主治医と無花果」
2023年12月03日
芥川龍之介を看取った主治医、下島勲(しもじま・いさおし)。 彼は芥川の主治医というだけでなく、友人でもあった。 芥川の死後には、甘党の彼が好んでいた無花果を霊前に供えたという。 稀… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「先生とくず餅」
2023年12月03日
『羅生門』で知られる作家・芥川龍之介。彼は、甘いものをこよなく愛した作家でもあった。 学生時代には体育の授業を抜け出してくず餅を食べ、先生に叱られた。 ちなみに、先生にばれた理由は口の周… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「西洋人と汁粉」
2023年12月03日
芥川龍之介の甘いもの好きは、その作品からもわかる。たとえば、その名も『しるこ』という随筆だ。 彼はその中で、もしも西洋人がその味を知れば、汁粉が世界を風靡しないとも限らない、と語っている。ニュ… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「妻と羊羹」
2023年12月03日
芥川龍之介は、妻の文(ふみ)にいくつもの手紙を書いた。彼の作風からは考えられないほど、素直でまっすぐな文章で。 芥川は手紙の中で、旅の途中、羊羹を食べに京都に寄った話をしたという。今度京都へ行… 続きを読む