仲澤南(69)
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甘党 芥川龍之介 「和菓子屋と大福」
2023年12月03日
芥川龍之介は、鎌倉に滞在していた頃東京の馴染みの和菓子屋に手紙を書いた。 手紙にはこんなお菓子を送ってくれ、とご丁寧に横から見た図や断面図が描かれ細かい注文付きだった。 和菓子屋の主人の… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「師匠とジャム」
2023年12月03日
甘いもの好きの作家、芥川龍之介。 彼が先生と呼んで慕ったのが、夏目漱石だ。 実はこの漱石も、大の甘党だ。1瓶のジャムを、1日で舐めてしまったという。 芥川との交流は一年ほどだったが… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「侍と芋粥」
2023年12月03日
芥川龍之介の小説、『芋粥』。 平凡な侍の、「芋粥を飽きるほど飲んでみたい」という欲望から話は始まる。 この芋粥、いわゆる芋の粥ではない。使うのは、さつまいもではなく山芋だ。山芋をツル草の… 続きを読む
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甘党 芥川龍之介 「詩人と羊羹」
2023年12月03日
芥川龍之介の作品『都会で』の一節に、こんな文章がある。 夜半の隅田川は何度見ても、詩人S・Mの言葉を越えることは出来ない。 この詩人S・Mとは、室生犀星(むろお・さいせい)のことだと… 続きを読む
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コーヒー好きのあの人 「ベートーヴェン」
2023年10月01日
今も名を残す偉人には、無類のコーヒー好きがいた。『運命』や『月光』などの作曲家、ベートーヴェンもその一人だ。 きっかり60粒のコーヒー豆を、毎朝挽いていたという。 「人は習慣の生き物だ」… 続きを読む
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コーヒー好きのあの人 「キルケゴール」
2023年10月01日
『死に至る病』で知られる哲学者、 キルケゴール。 彼のコーヒーの楽しみ方は、 少し変わっていた。 まず、コーヒーカップに山のように砂糖を入れる。 そこにホットコーヒーを… 続きを読む
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コーヒー好きのあの人 「宇田川榕菴」
2023年10月01日
蘭学者・宇田川榕菴は、「哥非乙説(こうひいせつ)」、すなわち、コーヒーに関する日本初の論文を書いた。 時は江戸時代、コーヒーは日本にまだほとんど広まっていなかった。榕菴はオランダ商館長と面会し… 続きを読む
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コーヒー好きのあの人 「バッハ」
2023年10月01日
コーヒー好きのあの人・バッハ コーヒーを愛した作曲家・バッハは、 ある小喜劇を作曲している。 その名も、『コーヒー・カンタータ』。 娘がコーヒーに依存しているのを、 頑… 続きを読む
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コーヒー好きのあの人 「ベンジャミン・フランクリン」
2023年10月01日
アメリカ建国の父・ベンジャミン・フランクリンは、 コーヒーが大好き。 頻繁に訪れたヨーロッパでは カフェに入り浸っていたことで知られている。 離れて暮らす姉妹に、 自分… 続きを読む
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コーヒー好きのあの人 「ナポレオン」
2023年10月01日
コーヒーをこよなく愛したフランス皇帝、ナポレオン。 しかし、皇帝失脚の背景にもコーヒーがあった。ナポレオンは戦時中、イギリス経済に打撃を与えようと大陸封鎖を行った。結果、コーヒーなどの輸入品が… 続きを読む