2023年07月30日名雪祐平 Photo by Peter Stenzel花は語らず 「花は友」花は、騒ぎがおさまるといったいどこへ?大量に飾られ、用済みになれば、無惨なごみ。明治の思想家、岡倉天心は怒っていた。祝福の時も、死す時も共にある。病人も慰める。人間はもう、花なしでは生きていけない。花を邪険にする態度はやがて、自然を破壊する人間中心主義に陥る、と。それから120年。この夏も記録的豪雨が止まない。天心先生が怒っている。人間め。