2023年07月30日名雪祐平 花は語らず 「珍しきが花」シェイクスピアが活躍する200年ほど前。日本には、世阿弥がいた。観客が必ず感動する方法はないか?身分や時代を越えて受ける普遍性とは?世阿弥がたどりついた奥義、「珍しきが花」新しいもの、珍しいものこそ、感動の根源、花がある。世阿弥は、つぎつぎと新作を披露し、圧倒的な面白さに、観客は熱狂した。晩年は、政治的弾圧で不遇となったが、世阿弥の能は滅びなかった。600年間、美しく。