大友美有紀(62)
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アンリ・ルソー 「入市税関 1890年頃」
2023年09月02日
素朴派の画家、アンリ・ルソーには、「税関吏(ぜいかんり)ルソー」という渾名があった。40代まで、入市税徴収員だったからだ。パリ市に出入りする商人から税金をとる仕事だ。 まる1日働いて、まる1日… 続きを読む
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アンリ・ルソー 「熱帯嵐のなかの虎 1891年」
2023年09月02日
パリ万国博覧会で熱帯の植物を見たルソーは、感銘を受け、「熱帯嵐のなかの虎」を描く。ルソーが初めて描いたジャングルの絵だ。 その作品を、アンデパンダン展に応募した。誰でも出品ができる無監査展だ。… 続きを読む
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アンリ・ルソー 「女の肖像 1895年」
2023年09月02日
ルソーは49歳で税徴収員の仕事をやめ、創作活動に専念する。アンデパンダン展に何度も出品するが、全く評価されない。路上で絵を売り、音楽を教え、生計を立てていた。 ある時、ピカソが古物商で「女の肖… 続きを読む
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アンリ・ルソー 「風景の中の自画像 1890年」
2023年09月02日
素朴派の画家、アンリ・ルソーの「風景の中の自画像」。中央にパレットと絵筆を手にしたルソーが大きく描かれている。背景には万国旗で飾られた帆船、エッフェル塔、気球。ルソーはパリ万国博覧会で見物したものを… 続きを読む
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アンリ・ルソー 「戦争 1894年」
2023年09月02日
素朴派の画家、アンリ・ルソーが描いた「戦争」。舌を出した黒い馬に、戦いの女神ベローナである、白い服の女の子が乗っている。笑っているようにも見える。足元は死体とカラスが描かれている。 ルソーはこ… 続きを読む
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アンリ・ルソー 「夢 1910年」
2023年09月02日
素朴派の画家、アンリ・ルソーは、その生涯のほとんどを無名のまま過ごした。けれども晩年、ピカソに見出され、詩人のアポリネールとも交流を深め、ようやく注目されることになった。 ルソーはジャングルの… 続きを読む
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小笠原諸島「ボニンブルー」
2023年06月24日
小笠原の海の色を「ボニンブルー」という。かつては、ここは、無人(むじん)と書いて「むにん」と呼ばれる島だった。それが転じてボニンとなった。 ボニンブルーの海には、バンドウイルカが泳ぎ、ザトウク… 続きを読む
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小笠原諸島「制約のある暮らし」
2023年06月24日
小笠原諸島へ行くには東京から船で24時間。週1便ほどが運航しているだけ。島にコンビニエンスストアはない。クレジットカードもほとんど使えない。店は朝7時に開店し、夕方6時半ごろには閉店する。 こ… 続きを読む
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小笠原諸島「その名の由来」
2023年06月24日
世界自然遺産・小笠原諸島は、一説によると小笠原貞頼(さだより)が発見したと言われている。 江戸時代、ロシアの調査船が来航し、欧米系やハワイ系の人々が小笠原の父島に入植しはじめる。1853年には… 続きを読む
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小笠原諸島「無人島に行くには」
2023年06月24日
世界自然遺産・小笠原諸島では自然保護のため、外来種の侵入を防ぐ努力がなされ、保護地域は通行ルートが決められている。 例えば沈水カルスト地形の無人島・南島(みなみじま)には東京都自然ガイドの同行… 続きを読む